当記事は、ポケモンユナイトでのプレイアブルキャラ「ヤドラン」の立ち回りとビルドの解説記事です。
今回はソロでも安定して勝つために、「なみのり」と「ドわすれ」を採用したビルドを解説していますので、ぜひ攻略のヒントとして活用してください。
基本情報

分類 | バトルアイテム | ルート適正 |
遠隔 ディフェンス型 とくしゅ | ![]() | ![]() ![]() |
成長ルート | ||
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基本性能 | ||
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わざ一覧と構成
わざ一覧
わざ・特性 | テキスト | CT |
通常攻撃 | 3回目の通常攻撃は強化攻撃となり、命中時に周りにいる相手のポケモンにダメージ | / |
みずでっぽう | 水を勢いよく噴き出して攻撃する。 | 5秒 |
なまける | だらだらとやすむ。 | 11秒 |
ねっとう | 熱く煮えたぎる水を発射して攻撃する。 | 5秒 |
なみのり | なみに乗って前方へ突っ込み、範囲内にいる相手のポケモンにダメージを与えてふき | 9秒 |
ドわすれ | ためておいたHPで少し回復する。 | 9秒 |
テレキネシス | 超能力で相手のポケモンを浮かせる。 | 11秒 |
やぁん?キネシス | 相手のポケモンを見つめて攻撃しつづけ、ダメージとバインドの効果を与える。 | / |
どんかん | 少しのあいだ、失ったHPをためておける。 | / |
わざ構成
わざ1 | わざ2 |
なみのり | ドわすれ |
|
|
もちもの構成例
安定型 | ||
おたすけバリア | ちからのハチマキ | きあいのハチマキ |
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自身と味方にシールド獲得で 集団戦を安定化 | 通常攻撃の威力と 速度をアップ レーン戦の弱さを補い、 | 回復効果で生存力アップ |
求められるテクニック
- 味方より前に立ち、わざのダメージを吸ってあげること
- 自身のHPに気を配り、適宜回復を行うこと
- ユナイトわざで捕まえる相手はよく選ぶこと(詳細は後述)
基本的な立ち回り
防御面

ヤドランは、妨害わざと回復わざを回転させて、長い時間前線に立ち続けるタンクです。
「なみのり」によって複数の相手を妨害したり、「ドわすれ」によって相手のわざを受け流すことを得意とし、硬派な立ち回りで味方を守ります。
ユナイトわざの「やぁん?キネシス」は、相手ポケモン1体を長い時間バインドしながらダメージを与えるという強力な効果で、止めている間に味方が攻撃してくれれば簡単に人数有利を作り出せるという、ヤドラン史上最も凶悪なわざとなっています。
わざ・ステータス・とくせいのいずれをとっても、自身や味方を守ることに特化しており、タンクとしての仕事を十分にこなせる性能をしています。
わざ:なみのり

「なみのり」は自身を前進させながらなみを起こし、相手にダメージを与えるわざです。
発動すると3つのなみを順々に発生させ、1回目のなみは相手をふきとばすことができます。
範囲・妨害・移動等の使いやすさが抜群で、非常に優秀なわざであると言えるでしょう。
また、「なみのり+」へとアップグレードすると、3回全てのなみがふきとばし効果を持ち、より長く相手を拘束することができます。
この効果は集団戦において特に優秀で、ヤドランが居るチームでは、ヤドランが相手を止めている間に他の味方が囲い込んで火力を稼ぐ、という戦略が最も有効です。
わざ:ドわすれ

「ドわすれ」は発動後のわずかな時間妨害無効となり、同時に防御を上げるわざです。
この際、削られたHPが「どんかん」で保持されていた場合、そのHPを少し回復することができます。
相手に攻撃を仕掛ける際、基本的にヤドランは先頭に立つべき存在なのですが、このわざがあることによって長く前線に立てるようになり、長い時間味方を守ることができます。
ちなみに、このビルドでは「キズぐすり」を採用しているということで、通常よりもさらに耐久することができます。
積極的に前に出て、相手のヘイトを稼いであげましょう。
ユナイトわざ:やぁん?キネシス

ユナイトわざ「やぁん?キネシス」は、指定した相手を2.5秒間バインド状態にし、その間ダメージを与え続けるわざです。
相手を捕まえる際には、妨害無効すら貫通して捕獲することができるので、上手く使えば相手のユナイトわざを消費させつつ不発にすることができます。
1体とはいえ相手を2.5秒間も無防備な状態にすることができるので、このわざに乗じて味方が攻撃してくれるのがヤドランにとって最も嬉しい状況です。
そのため、このわざを発動する際はなるべく味方の近くで発動し、確実に1体倒せる動きを心がけましょう。
そして、捕まえる相手はできるだけ、カイリキー・ファイアロー・ルカリオ等の、破壊力がある相手を選びましょう。
また、このユナイトわざは溜まるのが遅めであり、ヤドラン自身野生を狩るのがあまり得意でないので、集団戦以外で軽率に使うべきではないでしょう。
攻撃面

ヤドランは、かなり硬派なタンクということで、やはり攻撃に関してはあまり得意ではありません。
しかし、からっきしというほど酷い程度ではなく、ある程度の火力支援ならば十分にこなします。
むしろ、攻撃スタイルが遠隔であるという点もあり、攻撃に参加する機会はそこそこ多いキャラです。
カメックスやヨクバリスのように、アタッカーに引けを取らない火力を一気に出せる訳ではありませんが、その尋常でない継戦能力で攻撃に参加できる時間自体は長くなります。
したがって、泥仕合に持ち込めば案外攻撃性能も悪くないといったところです。
長所
「なみのり+」の妨害性能が強力
「ドわすれ」の継戦能力が優秀
ユナイトわざで簡単に1体排除できる
短所
レーン戦が弱い
ユナイトわざの溜まりが遅め
時間別の立ち回り
序盤のレーン戦:レーン担当

ヤドランの進化前、すなわちヤドンの時点で持つわざは「みずでっぽう」・「なまける」ともになんとも微妙な性能をしており、通常攻撃も強い点はありません。
故に、序盤からレーン戦を積極的に行える部類ではなく、レベル4になるまでは大人しくレベル上げをしていたいキャラとなっています。
進化して「なみのり」を覚えれば、多少機動力が伸びて味方を守る性能も大きく向上します。
ヤドランにさえなることができれば積極的に前にでて味方の補助をしていきましょう。
ちなみに、このビルドで「ちからのハチマキ」を採用している理由は、ヤドンのレーン戦が弱い部分を補うためです。
これのおかげでかなりマシになりますが、それでも妨害行為を全く持たないという点が目立ちます。
ヤドランを使用する場合は、レーン戦が弱いという自覚を持って行動することをおすすめします。
レーン選択は、上下とも行けないことはないですが、ここでは下をおすすめしています。
上レーンはダンベル持ちやらアタッカーやらがピックされることが多く、最序盤からガンガン戦闘していく傾向が高いです。
つまり、ヤドランにとってこの状況は、不甲斐ないヤドンのまま戦闘を強いられるわけです。
上レーンに行ってあまり役割を持てないのであれば、最序盤の戦闘が比較的緩やかな下を選んでおく方が無難でしょう。
1回目のオブジェクト

残り時間7:00になったら集団戦が始まりますが、基本は担当レーンでLv.6まで上げておきたいです。
もっとも、まともにレベルを上げていればLv.6は十分に到達可能でしょうから、レベルに関してはあまり難しく考えなくても何とかなります。
ここでの立ち回りは、基本”味方の中央担当に合わせて動く”ことを意識しましょう。
この時点での中央担当は、味方の中で最も火力が出るキャラである場合がほとんどですので、そのキャラがリスクを負わずに攻撃できる時間を作って上げることがヤドラン最大の仕事となります。
言い換えると、ヤドラン的には”突撃して妨害しながら適当にヘイトを稼ぐから、あとはアタッカーがなんとかしてくれ”ということになります。
ここでの仕事は基本的にこれだけです。
ここまでで記せばお分かりでしょうが、周りにアタッカーがスタンバイしていない状況で勝手に突っ込んではいけません。
ヤドランに限らず、タンクの突撃は周りに味方が居ないと全く無意味で、ただの無駄死にです。
なので、タンクを使う際は特に味方の位置状況を把握するようにしましょう。
2,3回目のオブジェクト

2・3回目のオブジェクトは有利な方や先に出現する方に寄りましょう。
集団戦が起こる場合は、先ほどと変わらずに味方の前方に立ち、「なみのり」で隙を作ったり、「ドわすれ」で耐久したりします。
ユナイトわざに関しては、先述の通りカイリキー・ファイアロー・ルカリオ等の、暴れてきたら面倒な相手を止めにかかりましょう。
ただ、ヤドランのユナイトわざは溜めにくい上に溜めづらいということで、3回目のオブジェクト戦では使わない方が良い場合が多いです。
ユナイトわざは、勝敗に直結するサンダー戦に絶対に持ち込むべきなので、時間を見ながら判断しましょう。
サンダー戦

サンダー戦でまず最初にすべきことは、味方の前に立って視界を確保することです。
サンダー戦において、最も生き残らなければならないのはアタッカーだということはご存知かと思います。
ではアタッカーを先行させて中央に赴くとどうなるかといえば、潜伏している相手に固められて開戦から人数不利になることでしょう。
タンクであるヤドランは率先して相手の配置を明らかにする必要があるので、自身を釣りに使って相手の配置を暴きましょう。

相手の配置を明らかにした後は、そのまま相手を味方の攻撃範囲内に引きずり出してから、ユナイトわざで拘束してやるのが理想です。
再三記している通り、ユナイトわざは味方の近くで放つと、止めた相手をノーリスクで袋叩きにできます。
故に、味方の近くで使うのが最も有効であり、上手くいけばそのまま何もさせずに1体落として人数有利を確立できるのです。
そして、ユナイトわざを放つ対象ですが、サンダー戦のみタンク以外なら誰に放っても割と効果的です。
無論、先述と同様にカイリキー・ファイアロー・ルカリオ等の破壊力を持った相手を止めるのが理想ではあるのですが、サンダー戦はこれまでと違って総力戦になります。
すなわち、味方も相手も全力でユナイトわざを放ってくるということなので、どのキャラも多少なり影響があり、それを止めることで味方を守ることもできます。
また、このユナイトわざは味方が生き残っている間に撃ってしまわないと、ほとんど価値のないものに成り下がるので、ヤドラン目線からしてもあまりユナイトわざを渋っている余裕はありません。
それに、影響力があるキャラを使っているプレイヤーが用心深い立ち回りをしているならば、わざわざヤドランに近づいて捕まりに来るような真似はしません。
これらのことを考えると、ユナイトわざを適切に放てるチャンスはごく一瞬であり、温存している余裕はあまりないということがわかります。
よって、フルパワーを発揮できる状況が整い次第、積極的に放ってしまう方が良いでしょう。

上の画像はヤドランが孤立して相手を拘束した場合のものです。
周りに誰も味方が居ない状況でユナイトわざを放つとこうなります。
2.5秒の時間稼ぎと多少のダメージだけで済むので、相手からするとラッキーと言わざるを得ません。
もちろん、止めている間に味方が人数有利を作ってくれていれば問題ないのですが、その間はタンクが欠けてしまうということで、味方が返り討ちに遭うリスクも高まってしまうのです。
味方が100%信頼できるならば孤立してでも止めに行って良いでしょうが、普通はそこまで信頼できないので味方の付近で放つのが得策でしょう。
空き時間

空き時間はできるだけユナイトわざのチャージに注ぎ込みましょう。
ここまでで、集団戦における「やぁん?キネシス」がどこまで強力であるかおわかりいただけたかと思います。
そのため、できるだけ集団戦には持ち込むように努力して、影響力を持つようにしましょう。
また、「なみのり+」の三連ふきとばしがとてつもなく優秀であるため、Lv.11にも早いうちにたどり着いておきたいです。
サンダー戦までの目標レベルは「なみのり+」を覚えるLv.11が最低ラインです。
余談ですが、「ちからのハチマキ」を採用する理由はここにもあります。
ユナイトわざを積極的に溜めたいヤドランですが、タンクであることと、片方のわざが攻撃に干渉しないということで、肝心のチャージ速度は非常に遅くなっております。
しかし、ヤドランの最大の武器はユナイトわざであるため、できるだけ多く放ちたいです。
そこで、体力の低い野生を素早く狩れるようにするため、「ちからのハチマキ」を採用しております。
人数別の立ち回り
1vs1および1vs多
ヤドランは、1vs1も1vs多も敢えて戦う性能ではありません。
しかも、ユナイトわざも少人数戦で放つのは、非常に勿体無い使い方です。
したがって、応戦する状況といえば、ゴール防衛の時くらいなものでしょう。
それ以外は本当に少人数戦をするメリットがありませんので、この項目は割愛させていただきます。
集団戦

集団戦では、やはり味方の先頭に立って相手の妨害や視界の確保に努めましょう。
「なみのり」を使ってひたすらに妨害し、「ドわすれ」や「キズぐすり」で前線を維持し、その隙に後ろから味方に攻撃してもらうのが基本的な戦法です。
故に、味方が付いてきていない状況で妨害してもほとんど意味がなく、徒労に終わります。
また、ユナイトわざを使う際も、前述の通り味方の近くで使ってあげるのが理想です。
くれぐれも単独で突っ込んでしまわないよう、味方の配置を把握しておきましょう。
要するに、ヤドランで集団戦をする際は、”味方を引き連れて動く”ことを意識すれば効果的です。
「先頭は任せろ!」のエモートをセッティングしておけば、味方も積極的に後ろからついてきてくれるかもしれませんね。