当記事は、ポケモンユナイトのもちものである「するどいつめ」の長所や相性の良いポケモンに関する解説記事です。立ち回りや性質を鑑みた上で解説していますので、よろしければ参考にしてください。
基本性能

するどいつめ(グレード20)
わざを使用した次の通常攻撃で、20以上の追加ダメージを1回与える。追加ダメージ量は攻撃が高いほど多くなる。
近距離戦が得意なポケモンに持たせている場合、追加ダメージを与えた際に相手のポケモンの移動速度も少しのあいだ下げる。
急所率 +1.6%
攻撃 +10
詳細性能
追加ダメージ


わざ後、追加ダメージを与えられるまでの時間 | 3秒 |
追加ダメージ効果自体のクールタイム | 1秒 |
するどいつめには、わざ後の通常攻撃に追加ダメージを与える効果を持ちます。その数値は攻撃力が高ければ高いほど増加するので、必然的に攻撃力が高いキャラとの相性が良いです。また、追加ダメージを与える条件として、事前にわざを放つ必要があります。追加ダメージ効果自体の待ち時間は1秒と非常に短いので、連続してわざを放てるキャラとの相性も良いです。ただし、発動対象は1体のみなので、複数より少数を相手にする際に活きやすい効果となっております。


ちなみに、一応とくこう型のキャラにも追加ダメージ効果は発動します。しかし、その数値はやはり攻撃力に依存するため、ダメージはかなり低いです。とくこう型の火力増加目的で採用することは現実的ではありません。
スロウ(移動速度低下)

スロウは近接攻撃のみの効果で、通常攻撃を命中させた相手の移動速度を1秒間低下させます。こちらのクールタイムも追加ダメージ効果と同様の時間であり、非常に小回りが利くといった印象です。この効果は特に、近接でわざを連発するキャラとの相性が良く、ここぞという場面で相手を逃しづらくなります。こちらも発動対象は1体のみで、相手単体を逃さない動きに有用です。
ちなみに、この効果もとくこう型であっても発動します。
- 追加ダメージ効果は攻撃力依存、クールタイムはとても短い。
- スロウ効果は近接型限定、クールタイムはとても短い。
- スロウ効果時間は1秒間。
するどいつめの長所
するどいつめは、追加ダメージ効果でコンスタントに火力を伸ばしてくれます。「わざ後の通常攻撃」という発動させやすい条件も相まって、長期的な火力増強が期待でき、物理アタッカーに持たせるとほとんど腐ることはありません。ただ、どのキャラでも圧倒的に火力を伸ばせるというわけでもないので、相性のいいキャラはある程度限られています。
スロウ効果は近接型限定の効果で、相手の立ち回りを大きく制限します。クールタイムや発動条件は追加ダメージ効果と同じで、この効果も腐りづらい性能をしています。特に、移動わざと通常攻撃で追撃できるキャラに持たせると、KO性能が大きく上がります。
するどいつめの短所
するどいつめの付加効果は、グレード20でも急所率+1.6%・攻撃+10という数値で、とても高いとは言えません。特に急所率の方は、おおよそ体感できないほどに誤差です。なので、ステータス向上という面では他のもちものに劣り、その分メイン効果を十分に活かさなければ、収支が合わないという点は短所の1つとして考えられます。
また、スロウ効果が近接限定であるという点は、採用の幅を大きく狭めます。メイン効果を十分に活かせないキャラに採用するくらいなら、他のもちものを採用した方が有意義です。したがって、遠隔攻撃でするどいつめの適性が高いキャラはほとんど存在しません。この点も、短所の1つとして考えられます。
相性の良い条件
- ある程度攻撃力が高い、あるいは上昇させられること。
- 物理こうげき型かつ近接型であること。
- 1コンボでわざを何度も発動できること。
- 瞬間火力が高いこと。
1 | 追加ダメージ効果は攻撃力依存、付加効果による攻撃力上昇は期待できない。 よって、もともとの攻撃力が高いか、上昇させられるキャラである方が好ましい。 |
2 | スロウ効果は近接型限定、追加ダメージ効果は攻撃力依存。 よって、最大限活用するには、物理こうげき型かつ近接型である方が好ましい。 |
3 | 追加ダメージ効果・スロウ効果ともに、クールタイムが非常に短い。 よって、1コンボでわざを何度も発動できる方が好ましい。 |
4 | 追加ダメージ効果・スロウ効果ともに、有効な使い方はバーストダメージで瞬間的なKOを狙うこと。 よって、瞬間火力の高いキャラであることが望ましい。 |
相性の良いポケモン
ファイアロー

ファイアローは先述の条件をほとんど満たしています。
- 攻撃力は全ポケモン中最高値。
- スロウ効果を活用できる物理こうげき近接型。
- わざの最大発動回数は1コンボに3回。
- 瞬間火力は極めて高く、効果を活かしやすい。
ファイアローは、これらの中でも1と4の適性がとても高いです。攻撃力は、言わずもがな全ポケモン中最高値であり、追加ダメージの数値も比例して上昇します。さらに、わざの瞬間火力によって効果を最大限活かすことができます。これらにより、1回のコンボによる火力の伸びが凄まじく、かつスロウによって逃げられにくいという、極めて高いKO性能を発揮することができます。わざの回数は最大でも3回と、特段多いというわけではないですが、それを補って余りあるコンボ火力があるので、回数以前に火力で押し切ることができます。
こういった点から、ファイアローとするどいつめの相性は非常に良いと言えます。
ゼラオラ

ゼラオラは先述の条件を全て満たしています。
- 攻撃力はファイアローに次いで2番目。
- スロウ効果を活用できる物理こうげき近接型。
- わざの最大発動回数は4回。
- 瞬間火力は高く、効果を活かしやすい。
ゼラオラは、これらの中でも2と3の適性がとても高いです。「スパーク」は通常攻撃に派生することができ、必中であることからわざの一部としてスロウ効果を付与することができます。また、1コンボのわざ回数も4回と多く、1コンボでするどいつめの効果を複数回発動することができます。これらにより、スロウをかけながら必中でしつこくまとわりつき、火力を稼ぐことができます。ゼラオラの戦闘スタイルと非常に噛み合っており、単体に対するKO性能を大きく引き伸ばしてくれます。
こういった点から、するどいつめとゼラオラの相性は固定採用する価値があるほど良いと言えます。
アブソル

アブソルは前述の条件を全て満たしています。
- 攻撃力はゼラオラに次いで3番目。
- スロウ効果を活用できる物理こうげき近接型。
- わざの最大発動回数は「おいうち」ならば実質無限、「つじぎり」ならば3回。
- 「つじぎり」の瞬間火力は極めて高く、効果を活かしやすい
アブソルは、選ぶわざによって大きく変わりますが、2・3・4の適性が高いです。前提として、アブソルが標的にする相手は大抵HPが削れた相手です。故に、スロウ効果はどのようなビルドでも相性が良くなります。「おいうち」は背面ヒットさえ当てることができれば、無限にクールタイムを短縮することができ、頻繁にするどいつめの効果を使うことができます。「つじぎり」ならば瞬間火力が極めて高く、バーストダメージによる瞬間的なKOを狙うことができます。これらにより、相手や味方の構成によってわざを使い分けている場合でも、するどいつめの効果を活かすことができるわけです。
こういった点から、するどいつめとアブソルの相性は固定採用する価値があるほど良いと言えます。
ルカリオ

ルカリオは先述の条件を全て満たしています。
- 攻撃力はもうこうダンベルで上昇させることができる。
- スロウ効果を活用できる物理こうげき近接型。
- わざの最大発動回数は実質無限。
- 瞬間火力は高く、効果を活かしやすい。
ルカリオはこれらの中でも2と3の適性が高いです。「しんそく」は通常攻撃に派生でき、わざの一部としてスロウ効果を付与することができます。さらに、わざの発動回数は実質無限であり、クールタイムの短いするどいつめの効果を最も有効に使えるといっても過言ではありません。ただ、もうこうダンベルのスタックを十分に積めなければ追加ダメージ量も上昇しないので、ダンベル次第な面もあります。それさえ解決できれば、スロウで相手を拘束しながら凄まじいバーストダメージを複数体に叩き出すという、とんでもない破壊力を発揮することができます。
こういった点から、するどいつめと(ダンベル)ルカリオの相性は非常に良いと言えます。
その他、採用の余地があるポケモン

アマージョ
攻撃力は目立って高いわけではないが、スロウとの相性が良いので採用の余地あり。もうこうダンベルを積むならば、さらに相性が良い。

カイリュー
遠隔攻撃型であるため、スロウ効果は発動できない。しかし、元々の攻撃力は比較的高く、立ち回りで「りゅうのまい」と通常攻撃を頻発するため採用の余地あり。

カイリキー
攻撃力は目立って高いわけではないが、スロウとの相性が良いので採用の余地あり。もうこうダンベルを積むならば、さらに相性が良い。