当記事は、ポケモンユナイトのもちものである「エナジーアンプ」の長所や相性の良いポケモンに関する解説記事です。立ち回りや性質を鑑みた上で解説していますので、よろしければ参考にしてください。
基本性能

エナジーアンプ(グレード20)
ユナイトわざを使うと、与えるダメージが少しのあいだ21%増加する。(4秒間)
ユナイトわざが溜まるまでの待ち時間 -3%
ユナイトわざゲージの溜まりやすさ +4.4%
詳細性能
溜まりやすさ
検証方法
チャージ時間の差異を確認するため、エナジーアンプを持たせた場合と持たせなかった場合でバトルを開始。両者ともスタート地点で放置し、チャージが完了した時点で画像を抽出しました。


時間経過によるユナイトわざの溜まりやすさは数秒程度しか変わらず、大きな恩恵があるとは言えません。また、野生を狩った時とゴールを決めた時の溜まりやすさも変わらず、「溜まりやすくする」という目的での採用は現実的ではないでしょう。


また、元々のユナイトわざの溜まりやすさが最遅のゲッコウガでも溜まりやすさは数秒程度しか変わりません。よって、「ユナイトわざの溜まりが遅いのを緩和する」という目的での運用も、強いとは言えないでしょう。
ダメージ量


一方、ユナイトわざ後のわざのダメージ量は目に見えて増加します。このダメージ増加効果は、ユナイトわざ本体にもその後に放つ攻撃にも適用され、ピカチュウを使って全てのわざを放った場合、大きなダメージ差があります。効果時間は発動から4秒間という制約があるものの、爆発的な火力増強であることは間違いありません。
- ユナイトわざの溜まりやすさという面で大した恩恵はない。
- ユナイトわざ後の与ダメージ量は、目に見えて増加する。
- 与ダメ増加効果は発動から4秒間。
エジーアンプの長所
エナジーアンプはユナイトわざ後の爆発力を大きく引き伸ばしてくれます。その増加量は上記のように目を見張るものがあり、土壇場での火力レースを有利にしてくれます。相性の良いキャラに限りがあるものの、いざという時の逆転力が極めて高いもちものとなっています。
エナジーアンプの短所
エナジーアンプは見てわかる通り、ユナイトわざに関する効果しか持ちません。よって、ユナイトわざを覚えていない段階では、もちもの枠を1つ空けているのと同様となってしまいます。故に、序盤に大胆な行動を取りづらくなり、慎重な立ち回りが必要になるでしょう。
また、与ダメ増加効果はわずか4秒間であるため、扱えるキャラが大きく制限されてしまう点も、短所の1つとして挙げられます。
相性の良い条件
- ユナイトわざの溜まりが元から早いこと。
- ユナイトわざ及びわざの攻撃性が高いこと。
- ユナイトわざ及びわざのモーションが短いこと。
1 | ユナイトわざの溜まりを早くする効果は大きな利点であるものの、変動値は大して大きくない。 よって、最大限活用するには1バトル通して何度も放てるほど、溜まりが早い方が好ましい。 |
2 | 「エナジーアンプ」の有効な使い方は、”ユナイトわざ発動後の爆発力を引き延ばす“ことである。 よって、ユナイトわざ及びキャラ本体の攻撃性が高い方が好ましい。 |
3 | 与ダメージ増加効果は、ユナイトわざ発動からわずか4秒である。 よって、ユナイトわざ及びわざのモーションが短い方が好ましい。 |
相性の良いポケモン
ピカチュウ

ピカチュウは先述の条件を全て高度に満たしています。
- ユナイトわざのチャージにかかる時間は86秒と非常に短い。
- ユナイトわざ・わざともに攻撃性が高く、発動後の爆発力に期待できる。
- ユナイトわざのモーションが短い上に、発動中でも他のわざを放つことができるため、効果的な運用が期待できる。
ピカチュウは、これらの中でも3の適性がとても高いです。各わざのモーションが短く、与ダメ増加効果の適用中に確実にわざを消費することができます。加えて、効果時間内に間に合わせるために焦ってわざを放つ必要がなく、落ち着いて相手を狙ってから放つことができるのも優秀な点です。
平常時のピカチュウも十分な火力がありますが、さすがに積極的にKOを狙えるほどの火力はありません。そんなピカチュウにエナジーアンプを採用すると、ユナイトわざ発動時のみとはいえ積極的にKOを狙えるほどの破壊力が付加されます。すなわち、持てる役割が1つ増えるわけです。
こういった点から、ピカチュウとエナジーアンプの相性は固定採用する価値があるほど良いと言えます。
ゼラオラ

ゼラオラは先述の条件をほとんど満たしています。
- ユナイトわざのチャージにかかる時間は109秒と短い。
- ユナイトわざ・わざともに攻撃性が非常に高く、発動後の爆発力に期待できる。
- ユナイトわざのモーションが短いので、効果的な運用が期待できる。わざを全て消費しようと思えばモーションは長いが、回数を抑えれば調節可能。
ゼラオラは、これらの中でも2の適性がとても高いです。各わざの攻撃性が非常に高く、与ダメ増加効果を加えると、大きなダメージを叩き出すことができます。この型は、ダメージ的に「ボルトチェンジ」を採用しづらくなるものの、それを補って余りある火力に期待できます。
「スパーク」・「ワイルドボルト」に「エナジーアンプ」を合わせると、特に凄まじいダメージを与えることができます。ただ1つ注意すべきは「スパーク」に関してです。「スパーク+通常攻撃」は1発1発のモーションは短いものの、3発放てばそれなりに時間がかかります。よって、「スパーク+通常攻撃」3発から「ワイルドボルト」では、与ダメ増加効果の4秒に間に合いません。無論、間に合わずとも火力は出ますが、制限時間はギリギリであることは抑えておきましょう。
ゼラオラに関しても、エナジーアンプとの相性は固定採用する価値があるほど良いと言えます。
ゼラオラがユナイトわざを覚えるのはLv.10と特に遅く、エナジーアンプの短所が目立ちやすいです。ユナイトわざを覚えるまではファームを忘れず、前に出過ぎないようにして対処しましょう。
ファイアロー

ファイアローは先述の条件をほとんど満たしています。
- ユナイトわざのチャージにかかる時間は86秒と非常に短い。
- ユナイトわざ・わざともに攻撃性が高く、発動後の爆発力に期待できる。
- ユナイトわざのモーションは普通。わざのモーションはさらに短いので、効果的な運用が期待できる。
ファイアローは、これらの中でも1の適性がとても高いです。ユナイトわざのチャージタイムが86秒と非常に短く、バトルを通して何度も放てます。さらに、ファイアローはファームが早く、長距離移動が得意でゴールも狙いやすいです。故に、能動的にゲージを溜めやすく、“ハチを狩ればユナイトわざがあがる”と言われるほどにリチャージしやすくなっております。
火力面でも引けを取らず、「つばめがえし」・「ブレイブバード」に「エナジーアンプ」を合わせると、大きなダメージを与えることができます。ただし、ユナイトわざのモーションは特に短いわけではないので注意が必要です。ファイアローの最大コンボは〈「ブレイブバード」→通常攻撃→「つばめがえし」→強化攻撃→「つばめがえし」→強化攻撃〉ですが、与ダメ増加効果の4秒間に全ては間に合いません。最速で入力しても、大体1回目の強化攻撃あたりまでがリミットです。あまり時間をかけすぎると間に合わなくなる点は抑えておきましょう。
ファイアローに関しても、エナジーアンプとの相性は固定採用する価値があるほど良いと言えます。
その他、採用の余地があるポケモン

リザードン
ユナイトわざの溜まりは、目立って早いわけではない。しかし、発動さえできれば比類無いKO性能を誇る。