当記事は、ポケモンユナイトのもちものである「もうこうダンベル」の長所や相性の良いポケモンに関する解説記事です。
立ち回りや性質を鑑みた上で解説していますので、よろしければ参考にしてください。
基本性能

もうこうダンベル(グレード20)
ゴールを決めると、攻撃が12上がる。
攻撃 +12
詳細性能
スタック

もうこうダンベルは、ゴールを決めるたびに攻撃力が上がるという効果を持ちます。
最大6スタック溜めることができ、合計で72上昇します。
最大回数まで溜めることができれば大幅な火力上昇が期待でき、相手を積極的に倒しに行けるキャラに持たせると効果的です。
しかし、このゴールを6回決める必要があるという部分が非常に厄介で、扱いづらさを助長しています。
ゴールには相手ポケモンが陣取っている可能性が高いし、本来は6回もその危険地帯に踏み入るべきではありません。
なので、6回相手のゴール付近に近寄っても安定して生還できるキャラ、あるいはレーン戦で相手を倒してゴールチャンスを作れるキャラに適性があると言えます。
また、後半になればなるほど、ポイント所持数や相手の警戒度によりゴールを狙いづらくなります。
加えて、後半にリスクを背負ってしまうと大量の経験値を相手に譲渡してしまう可能性が高くなります。
よって、序盤にできるだけ多く回数を稼げるキャラが理想となります。
攻撃力上昇


前提として、ポケモンユナイトにおける”わざ”のダメージは、簡略化すると攻撃力×わざの倍率で算出されます。
故に、攻撃力の数値が高く、その数値を押し付けて攻撃するキャラはあまり恩恵を受けることはできません。
対して、攻撃力が目立って高くなく、わざの倍率で威力を発揮するキャラはその恩恵を全面に受けることができます。
つまり、攻撃力上昇の恩恵を受けやすいキャラは意外と限られているのです。
例えばルカリオは、わざの倍率で威力を出すキャラなので、その恩恵を最大限受けることができます。
ダンベルのスタック有り無しでは、目を疑うほどの火力差があることは、上の画像にてご確認いただければ一目瞭然でしょう。


翻って、ファイアロー場合は攻撃力をそのまま押し付けて火力を稼ぐので、あまり恩恵を受けることができません。
これほどしか増強できないのであれば、リスクを冒して溜めに向かう価値はあまりないと言えます。
それならば、他のもちものを持たせて立ち回りを強化する方が合理的です。
- 6ゴール達成できれば、とてつもないパワーを発揮する。
- 序盤にゴールのリスクを掻い潜ることができるキャラが理想。
- 恩恵を受けやすいポケモンは限られている。
もうこうダンベルの長所
6スタックを溜めると大きく火力増強できることは、ここまででお分かりかと思います。
そして火力増強することができれば、多少味方に頼らなくても大きなダメージを出すことができます。
筆者は、この点がもうこうダンベルの最大の利点であると考えています。
ソロプレイを数百回回せば分かることですが、このゲームで味方と意思疎通を取ることは非常に難しいです。
そのため、自キャラのみでピンチを掻い潜らなければならない状況は、幾度となく訪れます。
そんな時、自キャラがもうこうダンベル型であればとても心強く、巻き返す力が段違いです。
ソロプレイで陥りがちな、単独で対処しなければいけない状況を克服しやすいという点は、大きな長所であると言えます。
もうこうダンベルの短所
やはり、最低でも6ゴールに接近する必要があるという点が採用の敷居を高くします。
ゴールに近づくこと自体大きなリスクとなりますし、倒されると経験値を渡すことになってしまいます。
また、後半に近づけば近づくほどゴールに近づくリスクが高まるので、欲を言えば序盤ですでに6回稼いでおきたいほどです。
これらのことを総合的に考えると、採用するハードルが高まるわけです。
そしてもう1つ考えられる短所は、付加効果を見て分かる通り、”攻撃 +12″のみだという点です。
通常ならば付加効果を2つ持っているのですが、もうこうダンベルは1つのみであり、それも大した数値ではありません。
つまり、スタックを溜めることができなければまともに火力が出ず、悲惨な状況になるということです。
溜められるかどうかによって、強くも弱くもなるという点は安定感があるとは言えず、扱いが難しいもちものであると言えます。
相性の良い条件
- わざの倍率で火力を出すキャラ
- 序盤から立ち回りが強く、安定してスタックを溜められるキャラ
- 元々の戦闘能力が高いキャラ
1 | わざの倍率が高いキャラの方が与ダメージが上昇する。 よって、わざの倍率で火力を出すキャラが好ましい。 |
2 | スタックを楽に溜めるチャンスは序盤のみと考えるべきである。 また、溜められなければ何一つメリットがない。 よって、序盤から立ち回りが強く、安定してスタックを溜められるキャラが好ましい。 |
3 | スタックが溜まっても、実戦でパワーを発揮できなければ意味がない。 よって、元々の戦闘能力が高いキャラが好ましい。 |
相性の良いポケモン
ルカリオ

ルカリオは先述の条件を高度に満たしています。
- わざの倍率は高い。
- 序盤の立ち回りがトップクラスに強く、安定して溜められる。
- 戦闘能力がトップクラスで、その恩恵を十分に活かせる。
ルカリオは、もうこうダンベルを持たせるのがデフォルトであると言えるレベルで適性が高いです。
「でんこうせっか」・「コメットパンチ」・「ふくつのこころ」で最序盤から溜めることができる上に、「しんそく」を覚えてしまえば相手をKOして溜めることまでできます。
また、わざの倍率で攻撃する都合上、攻撃アップの恩恵も受けやすく、戦闘能力も文句なく高いです。
よって、ダンベルのフルパワーを安定して発揮できる可能性がとても高いです。
こういった点から、ルカリオとの相性はこの上なく良いと言えます。
カイリキー

カイリキーは先述の条件をほとんど満たしています。
- わざの倍率はそこそこ。
- 序盤は妨害無効で逃走可能。
- 戦闘能力が高く、特にユナイトわざ発動時は抜群に強い。
カイリキーは、わざの倍率が特に高いわけではないですが、ダンベルの恩恵はそこそこ受けることができます。
また、最序盤は「ビルドアップ」の妨害無効で逃走することができ、「スピーダー」まで採用すれば安定して生還することができます。
さらに、「ばくれつパンチ」まで覚えてしまえば相手をKOして溜めることまでできます。


そして何より、ユナイトわざ発動時の戦闘能力がずば抜けている点が適性を高めています。
カイリキーはユナイトわざが最大の持ち味であり、この破壊力を以ってバトルを制すキャラです。
ここにもうこうダンベルを採用すれば、ユナイトわざの破壊力を大きく後押ししてくれます。
故に、先述の”単独でどうにかしなければいけない状況”にとても対処しやすく、例え1vs5になってしまっても逆転できる可能性を秘めています。
こういった点から、カイリキーとの相性は非常に良いと言えます。
アマージョ

アマージョは前述の条件を全て満たしています。
- わざの倍率は高い。
- 序盤は進化の速さで立ち回りをカバー。
- 戦闘能力が高く、その恩恵を十分に活かせる。
アマージョはわざの倍率が高く、攻撃アップの恩恵を受けることができます。
最序盤のアマカジ・アママイコではあまり無理はできませんが、アマージョに進化すれば楽々溜めることができます。
それもLv.6で実行できるので、序盤のうちに溜めておける可能性は大いにあります。
また、アマージョは「じょうおうのいげん」の効果で継戦能力が高く、長く戦闘に参加できます。
そうなった場合、ダンベル型であればじわじわと火力差をつけることができ、KOを狙いやすくなります。
こういった点から、アマージョのと相性は非常に良いと言えます。
ヨクバリス

ヨクバリスは先述の条件を全て満たしています。
- わざの倍率は高い。
- 序盤の生存力が抜群に高い。
- ディフェンス型ながら、戦闘能力がそこそこある。
ヨクバリスはディフェンス型ですが、「ゲップ」という明確な攻撃手段を備えています。
その倍率は高く、ユナイトわざ発動時ならば、縦横無尽に駆け回りながら攻撃して回ることができます。
また、ホシガリスなら「たいあたり」を2連続で放つことができ、ヨクバリスなら「ほしがる」でどこからでも逃げることができます。
よって、常にダンベルを溜めるチャンスがあり、安定して6回に達することができます。
ただ1つ注意したいことは、「ゲップ」ワンウェポンのみであるということです。
「ゲップ」以外に火力を出す手段はないので、積極的にKOを狙いにいけるほどの攻撃性能はありません。
そのため、「ゲップ」で倒しに”いく”というよりは「ゲップ」で倒しに”いける“という認識で、役割を増やすために採用するのが現実的です。
こういった点から、ヨクバリスとの相性は良いと言えます。
ギルガルド

ルカリオは先述の条件を高度に満たしています。
- 強化攻撃が主体なので、ダイレクトに強くなる。
- 序盤は移動わざと「てっぺき」でなかなかの生存力。
- 戦闘能力がトップクラスで、その恩恵を十分に活かせる。
ギルガルドは強化攻撃を主体として戦うため、攻撃アップの恩恵を受けることができます。
最序盤のヒトツキは「かげうち」と「てっぺき」である程度生存できますし、ニダンギルになって「せいなるつるぎ」を覚えれば、そのふきとばしを利用して安全を確保できます。
また、序盤からKO性能の高いキャラなので、序盤のうちに相手を倒して溜められる可能性は大いにあります。
そして、ギルガルドとなった後は、ブレードフォルムの強化攻撃を主体として高い火力が期待できます。
また、「バトルスイッチ」による攻防一体の立ち回りで、戦闘も得意であると言えます。
こういった点から、ギルガルドとの相性は非常に良いと言えます。
その他:安定しづらいが溜まれば強いポケモン





