当記事は、ポケモンユナイトでのプレイアブルキャラ「バリヤード」の立ち回りとビルドの解説記事です。バリヤードの選択わざである「バリアー」を中心的に解説していますので、ぜひ攻略のヒントとして活用してください。
バリヤード:基本情報

分類 | バトルアイテム | ルート適正 |
近接 サポート型 とくしゅ | ![]() ![]() | |
成長ルート | ||
基本性能 | ||
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わざ一覧と構成
わざ一覧
わざ・特性 | テキスト | CT |
通常攻撃 | 3回目の通常攻撃は強化攻撃となり、命中時のダメージが増加し、相手のポケモンをふきとばす。 | / |
ねこだまし | 両手を叩いて目の前にいるポケモンをつきとばす。 | 7秒 |
ひかりのかべ | 指定した場所にひかりのかべを作り、相手のポケモンを通れなくする。 | 8秒 |
ねんりき | まっすぐに攻撃を行う。相手のポケモンにダメージを与え、つきとばす。 つきとばした相手のポケモンが障害物にぶつかると、ダメージが増加し、少しのあいだ行動できなくなる。 相手のポケモンがガードスワップ状態になっている場合、 つきとばしはされないが、受けるダメージが増加し、少しのあいだ行動できなくなる。 アップグレード後は、わざの与えるダメージが増加する。 | 6秒 |
サイコキネシス | 次の箇所を中心にわざが発動する: ひかりのかべがバリアー、バリヤード自身、ガードスワップ状態になっている相手のポケモン。 わざが相手のポケモンに命中するとダメージを与え特防も少しのあいだ下げる。 わざを二重三重に受けた相手のポケモンは、少しのあいだ行動できなくなる。 アップグレード後は、与えるダメージが増加し、相手のポケモンの行動できない時間が長くなる。 | 6秒 |
バリアー | 指定した場所に半透明の壁を張り、相手のポケモンを通れなくする。 わざの最大保有回数は2回。 アップグレード後は、わざの最大保有回数が増える。 | 2秒 |
ガードスワップ | わざ命中時、自分とほかのポケモンの防御、特防を少しのあいだ入れ替える。 相手のポケモンに命中した場合は継続ダメージも与えて少しのあいだ移動速度を下げ、自分の移動速度は少しのあいだ上がる。 味方のポケモンに命中した場合は、少しの間そのポケモンと自分の移動速度を上げる。 アップグレード後は、わざを使っている間、自分と味方のポケモンのHPを回復し続けるようになる。 | 4.5秒 |
It’s ショータイム | 指定した方向へジャンプし、パントマイムを披露する。 範囲内にいる相手のポケモンへ立て続けにダメージを与え、少しのあいだ行動できなくする。 | / |
フィルター | わざを使ったあと少しのあいだ、受けるダメージを軽減する。 | / |
わざ構成
わざ1 | わざ2 |
ねんりき | バリアー |
|
|
もちもの編成例
パターン1:安定型 | ||
おたすけバリア | こだわりメガネ | きあいのハチマキ |
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ユナイトわざ発動時に シールドを獲得 溜まりやすいユナイトわざと 相性がいい | わざ命中時の威力をアップ 「ねんりき」と相性が良い | 回復効果で長く前線に立てる |
パターン2:フルアタック型 | ||
おたすけバリア | こだわりメガネ | しんげきメガネ |
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ユナイトわざ発動時に シールドを獲得 溜まりやすいユナイトわざと 相性がいい | わざ命中時の威力をアップ 「ねんりき」と相性が良い | ゴール回数に応じて 特攻アップ |
基本的な立ち回り
攻撃面

バリヤードは、地形を変化させる「バリアー」で相手をコントロールし、味方の有利な状況を作り出すサポーターです。さらに、障害物とのコンボで絶大な火力・スタンを持つ「ねんりき」で攻撃の起点にもなれるという、アタッカーのような側面も持っています。基本は「バリアー」を主体にサポーターとして動き、チャンスがあれば「ねんりき」で攻撃にも参加するという立ち回りが非常に強力なキャラとなっています。また、両わざともCTが非常に短いため、頻繁に戦闘に干渉できるという点も魅力的でしょう。

ユナイトわざの「It’s ショータイム」はバリヤードを中心とした広範囲を移動しながら攻撃(4回)し、スタン効果で相手を拘束することが可能です。範囲・スタンに加えて、フルヒットの威力も侮れないため、 “味方の攻撃チャンスを作るため”に集団戦で使うのも効果的であり、“相手1体を集中攻撃するため”に少数戦で使うのも効果的です。あるいは、“「おたすけバリア」を採用し、味方にシールドを付与するため”に使うのも有効でしょう。さらに、このユナイトわざは非常に溜まりが早く、野生をしっかり狩ればすぐに溜まってくれます。惜しむことなくユナイトわざを放てるのも強力な点です。
防御面

バリヤードは基本ステータスが全体的に高水準で、防御面でも優秀です。ユナイトわざがあれば、前に突っ込んでディフェンス型のように立ち回ることもできます。前述の役割も併せて考えると、バリヤードはトップクラスにオールラウンドな立ち回りができるキャラと言えるでしょう。
追い詰められた際は「バリアー」と障害物と組み合わせて、進行不可能な地形を作ることもできるので、生存力もかなり高い部類です。ただし、バリヤードは通常わざに移動わざがないので、つかまって袋叩きにされるとどうしようもありません。立ち位置には気をつける必要があるでしょう。
長所:レーン戦に安定感がある。/とくせい「フィルター」で耐久力がある。/「バリアー」で地形を変えることができる。/ユナイトわざの回転速度が早い。/サポート型ながら火力を出すこともできる。
短所:耐久・火力を備えてはいるが、いずれも本職には劣るため過信してはいけない。

白丸の場所は「バリアー」1枚で封鎖できます。(対照のエリアは省いています。)
角度や位置がシビアですが、覚えておいて損はないです
余談:「ねんりき」のコツ
バリヤードの強みの一つである「ねんりき」は、うまく命中すれば大きなダメージと妨害を与えることができます。しかし、「ねんりき」のみを当てるだけではなく、「ねんりき」を命中させた際の吹き飛ばしで、障害物に当てる必要があります。(通称 “壁ドン”)
バリヤードは壁ドンが上手ければ上手いほど活躍できますが、できないバリヤードは正直使い物になりません。なので以下では、実戦で使える「ねんりき」を当てるコツをいくつか紹介しています。
①壁ドンできる地形に誘導 |
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②野生は釣りに使う |
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③あらかじめ強い場所を陣取っておく |
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④草むらを有効に使う |
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⑤「バリアー」が必要ない時は使わない |
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⑥障害物と「バリアー」で2方向を塞ぐ |
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⑦逃げるフリをする |
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時間別の立ち回り
序盤のレーン戦

バリヤードはレベル4で「ねんりき」を覚えます。これを覚えてしまえば、圧倒的な火力と妨害性能を発揮できるので、いち早く覚えたいところです。
レーン戦で壁ドンをうまく当てるために特に気をつけるべきことは、コツの②で紹介した“野生を釣りに使うこと”です。野生への攻撃はあくまで相手を釣るために行い、ラストヒットを狙って寄ってきたところに「ひかりのかべ」→「ねんりき」が基本中の基本です。もちろん、味方がガンクに来た時も野生ではなく相手を攻撃して、積極的にKOを狙っていきましょう。

上下レーンの選択については、「しんげきメガネ」を持たせたい場合は上で、特にこれといった理由がない場合は下を選択する良いでしょう。
下を選ぶ理由は、タブンネから得られる経験値でレベル4になるのが早い点が大きいです。序盤のレーン戦は、ミツハニーたちが出現する時間がとても重要です。それまでに「ねんりき」を覚えておくと、野生を狩りやすくなるのはもちろん、何よりガンクのサポートになります。
他の理由を挙げるならば、下の地形はバリヤードにとってかなり都合がいいです。例えばコツ③で紹介した位置は、“草むらに隠れつつ簡単に壁ドンが狙える”という、バリヤードにとってこの上ない地形となっています。それだけでなく、下の野生は比較的ゴールから遠い位置に出現します。そのため、壁ドンした後簡単にゴールに逃げられることが少なくなり、状況有利を維持しやすいという利点があります。
1回目のオブジェクト

下レーン担当の場合は、カジリガメの集団戦に参加します。バリヤードはオブジェクトに火力を出す手段が乏しいので、相手を妨害できる位置に陣取りましょう。この際の妨害手段は、壁ドンか進行妨害の2つ挙げられますが、判断基準は相手とオブジェクトの距離を見て決めると良いでしょう。例えば、相手がオブジェクトから遠い場合は、進行妨害で時間を稼ぐだけで十分です。一方、相手がオブジェクトから近い場合は、壁ドンで動きを止めて味方に倒してもらう方が良いです。
上レーン担当の場合もできればカジリガメに寄りたいですが、寄るかどうかは人数状況を見て判断しましょう。相手の上レーンに2,3人居る場合は、上に残って戦線維持し、1人や0人の場合は下に移動して集団戦に参加するという風に、人数不利を作らせない立ち回りが有効です。
オブジェクト中のバリヤードの役割は、オブジェクト周辺に相手を近寄らせないことです。
2,3回目のオブジェクト

2回目のオブジェクトは有利な方や先に出現する方に寄りましょう。
相手が寄ってきて居る場合は、「バリアー」やユナイトわざで食い止めて、削りは味方に任せましょう。ロトムを獲得できた場合は、上2ndゴールに押し込みに行きましょう。この際、味方の集まりが悪いと押し込めないので、無理だと判断した場合は下ゴールを狙いに行きましょう。
3回目はサンダー戦で大きく有利を取るために、ロトムに寄りましょう。取れない場合は相手に取らせない様に牽制するだけでも十分です。
サンダー戦

バリヤードの仕事は、状況によって異なります。
- 「ねんりき」でダメージを与える・妨害する
- 「バリアー」で味方を支援する・相手を妨害する
- ユナイトわざで味方を支援する・相手をKOしに行く。
バリヤードはただ火力を出すだけではなく、様々な役割をこなすことができます。ですが、「ねんりき」も「バリアー」も地形に依存しがちなので、差し込むチャンスはわずか一瞬です。そのため、サンダー戦は否応なくプレイヤースキルが影響してきます。これに関しては、慣れ・瞬発力・マップを見る癖・予測力などが必要なので、”これが正解”と言い切ることはできません。
ただ、一つ確実に言えることは、単独行動してはいけないということです。ある程度練度のあるバリヤードは、チームにいると必ず役に立ちますが、キャリーできるというわけではありません。火力・耐久・妨害を兼ね備えてはいますが、全員倒せる性能ではありません。なので、必ず味方と協力して勝負しましょう。ここで追従する味方は、アタッカーが望ましいです。これにより、アタッカーが奇襲でKOされることをケアできたり、攻撃チャンスを作ることができたりします。

もう一つ確実に言えることは、スティールを狙っている相手を止めるのは、間違いなくバリヤードの仕事です。ミニマップで敵の位置を把握し続ける、相手の逃げた方向を把握しておく、これらを徹底しながら「バリアー」をうまく張り、スティール警戒を怠らないようにしましょう。
バリヤードのサンダー戦は、判断力が試されます。
あくまでサポートタイプなので、味方と共に行動しましょう。
スティール対策は、バリヤードが徹底して行いましょう。
空き時間

空き時間は次に出現するオブジェクトの周りに陣取り、「バリアー」や体を使ってエリアコントロールを行いましょう。
オブジェクト戦は先に周囲に陣取ったチームが圧倒的に有利です。なので、相手チームも積極的に陣取ろうとしてきます。これに対し、バリヤードは「バリアー」を使って進行妨害できるので、味方が寄るまでの時間稼ぎにもってこいです。また、相手がバラバラに寄ってきたら「バリアー」で分断してあげると、簡単に人数有利が作れます。
しかし、相手の1stゴールが破壊できていないほど劣勢な場合はエリアコントロールどころの話ではないので、レベル9までファームしてユナイトわざを覚えるなり、自陣に入り込んでいる相手を排除するなりを優先しましょう。
人数別の立ち回り
1vs1

単独で相手と接敵した場合、まずは相手の位置と障害物の有無を把握します。
相手が向かってくるような動きを見せたら、コツ①で紹介したように相手を障害物がある方へ誘導します。ここで追いかけるのをやめてきたならそれで構いませんし、そのまま突っ込んできたら壁ドンを決めて火力を稼ぎましょう。障害物がある地形に誘い込めたら、コツ⑥で紹介したように複数の方向を塞いで戦う、あるいは強化攻撃で妨害を入れた隙にすかさず「バリアー」→「ねんりき」のコンボを決めるなどして戦いましょう。
相手が逃げるような動きを見せたら、バトルアイテム(今回の場合はスピーダー)を使って追いかけ、進行方向に「バリアー」を張りまずは1発壁ドンを決めます。その後、相手は必死に逃げようとするので障害物がある場所や、進行不能な地形を作れる場所に追い込み、再び壁ドンを決めましょう。
ただし、「ねんりき」を外してしまうと全く火力が出ません。機動力があって当てにくい相手との1vs1はなるべく避けたいところです。とは言え、もし外してしまった場合でもCTは6秒と短いので、距離を取って「ねんりき」があがるのを待つことはできます。ただ、次放てるようになった頃にはすでに、バリヤードが得意な地形から抜け出されていることもあり得ますので、外さないに越したことはありません。
1vs多

結論から言ってしまうと、バリヤードで1vs多をするのはおすすめできません。
これまででお分かりかと存じますが、火力を出す手段が「ねんりき」一つしかなく、それも障害物のない地形では真価を発揮できません。また、「ねんりき」は各個撃破を得意とするわざで、このわざで複数人を捌くのは至難のわざです。加えて「ねんりき」を打った後は特にすることがなくなってしまい、戦闘が長引きがちです。戦闘が長引くと、当然火力差がついて不利になってきます。故に、バリヤードを使って複数人を相手するのは避けたいところです。
ただし、相手の体力が削れていてユナイトわざで斬り込めば確実に倒せる時は、攻めに転じるのもありです。1体確実に倒した後は、人数・体力状況を見て有利ならば残った相手を攻撃すれば良いし、不利ならばガン逃げでも良いでしょう。
集団戦

集団戦でのバリヤードの役割は、相手を動きにくくすること・動けなくすることです。
「バリアー」で地形を変えることはもちろん、味方の前に出てあげることも役割の一つです。これまででお分かりかと思いますが、バリヤードの強力な武器はやはり「ねんりき」です。その強力さゆえに、相手はそもそも「ねんりき」の射程圏内に入りたくありません。すなわち、バリヤードが前に出てあげると、それだけで相手の動きを制限することができるのです。
また、ユナイトわざを覚えてしまえば、より一層相手の動きを封じることができます。その際は先ほどとは少し違い、味方の方に釣ることを意識しましょう。当然のことですが、バリヤードがユナイトわざを使って単体で突撃するのは、さほど強い動きではありません。相手の動きを止め、そこに味方が合わせて攻撃するという動きが最適な使い方と言えます。すなわち、バリヤードのユナイトわざをより効果的に使いたければ、味方の援護が必須なのです。つまり、味方の攻撃が及ぶ範囲で使うことが何より重要で、そのために釣る動きをしてあげる必要があるのです。
「バリアー」や「ねんりき」でエリアをコントロールする場合は前に立ちましょう。
ユナイトわざを使う時は味方が合わせやすい場所まで戻りましょう。