当記事は、ポケモンユナイトに登場するプレイアブルキャラ「アブソル」の立ち回りとビルドの解説記事です。アブソルの選択わざである「おいうち」を中心的に解説していますので、ぜひ攻略のヒントとして活用してください。
基本情報

分類 | バトルアイテム | ルート適正 |
近接 スピード型 ぶつり | ![]() ![]() | |
成長ルート | ||
基本性能 | ||
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わざ一覧と構成
わざ一覧
わざ・特性 | テキスト | CT |
通常攻撃 | 3回目の通常攻撃は強化攻撃となり、命中すると相手のポケモンにダメージを与え、防御を下げる。 命中した相手のポケモンが1匹だけの場合、与えるダメージが増加する。 | / |
フェイント | 弧を描くようにダッシュし、触れた相手のポケモンを攻撃する。 このわざは相手のポケモンの防御やシールドを無視してダメージを与えられる。 | 8秒 |
きりさく | 前方を鋭い爪で切りつける。わざを使う急所率が上がる。 | 6秒 |
つじぎり | 弧を描くようにダッシュし、相手のポケモンにダメージを与える。この攻撃が命中すると、さらなる攻撃が可能になる。 次はまっすぐにダッシュし、相手のポケモンにダメージを与える。 このとき相手のポケモンのHPが少ないほど、自分の急所率が上がる。 アップグレード後は、もう一度技を使うと自分のHPが回復する。 | 5秒 |
おいうち | 指定した場所移動し、次の通常攻撃ですかさず相手のポケモンに突っ込んで攻撃する。 背後からの攻撃が決まると与えるダメージが増加し、わざの待ち時間が短くなる。 アップグレード後は、移動速度が上がる。 | 5秒 |
サイコカッター | 実体化させた心の刃で攻撃する。わざ命中時に相手のポケモンの移動速度を少しのあいだ下げる。 また、その相手のポケモンに対して通常攻撃で与えるダメージが、その後3回まで増加する。 アップグレード後は、この技を命中させた相手のポケモンに近づくと、自分の移動速度が少しのあいだ上がるようになる。 | 7秒 |
ふいうち | 相手のポケモンを攻撃するチャンスを伺う。そのあいだ、自分と相手のポケモンの移動速度が下がる。 しばらくすると相手のポケモンに突進して攻撃する。 ただし先にダメージを受けたり、相手のポケモンに攻撃されたりした場合はすぐ突進を始め、相手のポケモンをつきとばす。 アップグレード後は、わざ命中後に通常攻撃が少しのあいだ速くなる。 | 6秒 |
ダークスラッシャー | 前方を繰り返し切り付ける。最後に凄まじい気の刃を放ち、より大きなダメージを相手のポケモンに与え、つきとばす。 | / |
きょううん | 急所率が上がる。 | / |
わざ構成
わざ1 | わざ2 |
おいうち | サイコカッター |
|
|
もちもの編成例
パターン1:安定型 | ||
きあいのハチマキ | するどいつめ | ピントレンズ |
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回復効果で生存力アップ | 火力・急所率アップ 相手にスロウを付与 | 通常攻撃の急所率と 急所威力アップ |
パターン2:フルアタック型 | ||
ちからのハチマキ | するどいつめ | ピントレンズ |
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通常攻撃の威力と 速度をアップ | 火力・急所率アップ 相手にスロウを付与 | 通常攻撃の急所率と 急所威力アップ |
立ち回り
攻撃面

おいうち型アブソルは「おいうち」での、奇襲・追撃を得意とするアタッカーです。一見してわかる通り、背後ヒットや急所を狙って一発の瞬間火力に全てを懸けるキャラとなっています。「サイコカッター」は相手の機動力を大きく削ぎ落として、背後ヒットを狙いやすくすると同時に、通常攻撃の火力をアップさせることができます。
以上のことから、おいうち型アブソルは「サイコカッター」で相手の足を止め、「おいうち」で飛び込んで瞬間的に超火力を出すという、典型的なアサシン戦法を得意とします。そのため、集団戦よりは少数戦が特に強力なポケモンとなっています。また、単独で火力を出し切るより、味方が削った相手を仕留めることが得意です。

「おいうち+」の追撃性能は全キャラの中でも群を抜いており、一度捕まえると簡単には逃がしません。HPが削れて逃げる体勢をとった相手に対しては、「おいうち」で積極的に追い回してKOを狙いましょう。
ただし、この型は「おいうち」に頼っている側面があるため、「おいうち」の精度次第で強くも弱くもなります。具体的には「おいうち」の背面ヒットを外すとクールダウンが短縮されないので、逃げることができなかったり、そもそも火力が出なかったりします。なので、ポケモンユナイトのキャラの中でも操作や咄嗟の判断が難しく、考えることも多いキャラと言えます。
「おいうち」の精度で強弱が分かれます!
防御面

アブソルは火力が凄まじい代わりに、耐久力がとても貧弱です。加えて、火力を出すには相手との距離を詰めなければならないので、火力が密集する集団戦が苦手です。また、長時間動けなくなる妨害わざに対しても、細心の注意を払って動く必要があります。一度動きを止められると多くの場合、致命傷を負うか最悪KOされます。
そのため、”攻撃を受けない”と”「おいうち」のチャンスを窺う”の両方を達成できる、“草むらでの潜伏”が非常に有効です。その際、相手をギリギリまで引き付けてから攻撃すると、簡単に逃さずに倒しきることができます。
草むらに隠れる癖をつけましょう!

「おいうち」はクールダウンが5秒と短いため、これを繰り返し使って撤退すると、大抵の相手から逃げ切ることが可能です。また、「おいうち+」には移動速度アップが付いているため、これを覚えておくとより生存力が上がります。「おいうち+」を覚えるレベル11には早めになっておきたいところです。
ただし、画像のように相手のわざをかわして背後をとることができれば、自分のHPがギリギリでも倒しきることができます。アブソルを使っているといずれこういった場面に遭遇するため、“HP管理と火力感覚をしっかり持つこと”は重要でしょう。
長所:「おいうち」の追尾力・機動力・瞬間火力が高い。/「サイコカッター」で低リスクに牽制できる。
短所:あまりにも耐久力が低い。/集団戦で役割を持ちづらい。/上手い人は「おいうち」命中時に振り向いて、背面ヒットを防いでくる。
時間別の立ち回り
序盤のレーン戦

アブソルはレベル5で「おいうち」を覚えることができます。「おいうち」の火力はレベル5の時点で凄まじいため、レーン戦はかなり強い部類のキャラです。しかし逆に言ってしまえば、レベル5までは目立って火力を出せる手段が無いので、それまでは大人しく野生を狩ってレベル上げを優先しましょう。
レベル5になってしまえば、状況次第ではどんなキャラでもKOする程の火力があります。とはいえ、アブソルは耐久力の低さと背後を狙って立ちまわる必要があるため、“自分から戦闘を仕掛ける”より、”相手が甘えた隙をついて仕留める”ことを意識しましょう。
相手の動きをよく見て、甘えた瞬間を咎めましょう!
レーン選択ですが、特に固定化する必要はありません。柔軟に選択しましょう。
ちなみに、上レーンの場合は相手がダンベル採用型の可能性が高くなるので、迎撃・追撃が得意なアブソルにとっては、倒しやすい相手が来やすいと言えます。一方下レーンの場合は、タブンネの経験値で「おいうち」を覚えるまでが早いです。いずれもメリットがあるので、好みの方を選択しましょう。
1回目のオブジェクト(7:00)

残り時間7:00になったら集団戦が始まりますが、基本は担当レーンでLv.7まで上げておきたいです。ただ、「おいうち」のみでも結構な火力が出るので、カジリガメに重点を置きたい場合はLv.5か6での参戦もアリです。
この際、自分から積極的に突っこむのではなく味方のアクションを待ち、浮いた相手やレベルの低い相手・体力の少ない相手を狙うことで、相手を逃さずKOすることができます。「サイコカッター」を覚えている場合は、先にでスロウを付与した方が、「おいうち」の背面ヒット成功率を上げることができます。
2,3回目のオブジェクト

2回目のオブジェクトは有利な方や先に出現する方に寄りましょう。
相手が寄ってきて居る場合は、「サイコカッター」で牽制してあげると警戒して進みづらくなります。ロトムを獲得できた場合は、上2ndゴールに押し込みに行きましょう。この際、味方の集まりが悪いと押し込めないので、無理だと判断した場合は下ゴールを狙いに行きましょう。
3回目はサンダー戦で大きく有利を取るために、ロトムに寄りましょう。取れない場合は相手に取らせない様に牽制するだけでも十分です。
サンダー戦

アブソルの仕事は”味方が削ってくれたところ追いかけてを仕留める”です。
そのため基本的に味方が近くにいる草むらを経由して位置を把握されないようにします。味方が火力を出して、あと一息で倒せそうな相手に対しては、「おいうち」で追いかけてトドメをさしましょう。これがアブソルの唯一得意とする戦法であるため、味方が火力を出している場面を見逃してはいけません。なので、できるだけ味方に張り付いて行動しましょう。遠距離から火力を出せるキャラや、場を荒らせるキャラに付いていくとKOしやすいです。
また、この戦法は必然的に深追い気味になりやすいです。相手の動きがベイト(釣り)かどうか判断するために、ミニマップを積極的に活用して相手の位置を把握しておきましょう。

ソロプレイならではですが、サンダー戦の最中に相手が孤立する可能性があります。その際は草むらから出て、味方と囲い込んで攻撃しましょう。相手がそれを助けにきた場合は、退くのが無難です。KOされることだけは避けましょう。アブソルが生存しているという情報は、相手アタッカーの大胆な行動を制限することができます。そのため、生存を第一に考えて押すときは押す、退くときは退くというメリハリのある立ち回りをしましょう。
ただ、アブソル1匹のみが生存してもできることはほとんどないです。スティールも1vs多も苦手なので、味方を犠牲にして自分だけ生存すればOKという訳ではないので注意しましょう。
あくまで味方の火力補助を意識し、ミニマップをよく見て動きましょう!
しかしやはり集団戦ですので、相手がしっかり固まって動いてくる場合もあります。そんな時は、相手アタッカーがわざを使い切ったタイミングを狙って攻撃を仕掛けましょう。
これに対してユナイトわざを放ってきた場合、こちらもユナイトわざを放って無敵を合わせると、耐久の低さをカバーできます。
空き時間

空き時間は全てレベル上げにつぎ込みましょう。アブソルのレベル上げのパターンは2つあります。
- 通常通り野生を狩ってレベル上げ
- 育っている相手を倒してレベル上げ
アブソルは非常にKO力があるため、2のパターンでもレベル上げすることができます。ただ、闇雲に1vs1を仕掛けてしまうと、あまりにも耐久力がなくて返り討ちにされてしまう場合がありますので、人数か状況で有利を取ってから仕掛けましょう。また、勝算のない勝負には挑まないようにしましょう。
サンダー戦までの目標は、一応「サイコカッター+」を覚えるLv.13としますが、高ければ高いほど良いです。味方の妨害をしない程度に積極的にレベルを上げましょう。
相手をKOして経験値を稼ぎましょう!
人数別の立ち回り
1vs1

アブソルが1vs1で戦闘する場合、得意不得意が顕著に出ます。
エースバーンやゲッコウガなどは、距離をとって通常攻撃で火力を稼いでくるため、苦手な部類です。翻って、ファイアローやゼラオラといった、わざを打ち切ってしまうと火力が出ない相手に対してはある程度マウントを取れます。苦手な相手からは得意な機動力を活かして撤退し、強く出られる相手に対しては積極的に仕掛けても良いでしょう。
ただし得意な相手であっても、わざに当たってしまうと普通に負けてしまうので、まずは相手にわざを撃たせ、それを「おいうち」や「だっしゅつボタン」でかわし、相手の手札がなくなったところを一気に叩くことを心がけましょう。

とはいえ、やはり草むらからの奇襲で、駆け引きなしに1発超火力を叩き込める方が強いので、相手がやってくる場所が読める場合は、先回りして潜伏しておきましょう。
「おいうち」や「だっしゅつボタン」での回避が勝敗を決めます!
もちろん、草むらからの奇襲が理想的です!
1vs多

結論から言うと1vs多は他のキャラよりも特に不得意なので、極力避けた方が無難です。
ただし、画像のようにゴール下で位置的に有利な場合などは応戦しても良いでしょう。こうなった場合、まずは一番逃げにくそうな相手を確実に仕留めて、人数差を少しでも緩和します。HPがピンチになったら惜しまずユナイトわざを使って無敵時間を作り、味方が寄るための時間を稼ぎましょう。
ここでのポイントは、倒しきる立ち回りではなく、時間を稼ぐ立ち回りを徹底するということです。アブソル単体で3,4体倒すには耐久力が足りなさすぎて、ほぼ不可能です。しかし、味方の補助さえあれば何体でもKOできるポテンシャルがあります。時間を稼いで逆に人数有利の状況を作ることができれば、間違いなく返り討ちにすることができます。
1vs多は極めて不利。味方が助けに来る時間稼ぎを意識しましょう!
味方が助けに来ない場合は即撤退を選びましょう!
集団戦

アブソルは火力が集中しやすい集団戦はやはり苦手です。相手の妨害に捕まってしまえば間違いなく致命傷を負うし、「おいうち」の背面ヒットを外してしまえば撤退することもできません。そんなアブソルで活躍するためには、味方の動きに合わせるのが一番良いです。
サンダー戦にて解説したように、基本は草むらに潜んで味方がアクションを起こすのを待ちます。妨害で止めてくれたり、ユナイトわざなどで火力を稼いでくれたりした瞬間を狙って、「おいうち」で飛び込んで攻撃しましょう。この際、一番育っている相手を狙って倒すことが、アブソル最大の仕事と言えます。相手の最大戦力が手負い、あるいは妨害されている場合は集中的に狙いましょう。
アブソルは基本「弱い者いじめな立ち回り」を意識しましょう!
余談
これまでから分かるように、「おいうち」は背面ヒットが何よりも重要です。命中させることができなければ、火力も出ないし逃げることもままならないので、不発なだけで致命傷となります。これを踏まえた上の余談として、記しておきたいことがあります。それは、相手が対策をしっかり練っていればいるほど、「おいうち」というわざが弱くなるということです。順を追って説明していきます。
「おいうち」ははっきり言って、背面ヒットさえ防げば全く脅威がありません。そのため、非常に簡単でとてつもなく有効な手段として”アブソルが突っ込んできた瞬間に振り向く”という対策があります。これをされると「おいうち」というわざはかすり傷を与えるだけのわざに成り下がり、単にリスクが高いだけの行動になってしまいます。つまり、周りが対策を積んでいればいるほど「おいうち」が刺さりづらくなるということです。「おいうち」型を解説する記事で言ってしまうと身も蓋もない気がしますが、アブソルと勝ち上がっていきたいということを本気で考えているならば、「おいうち」ではなく「つじぎり」型を選択することをおすすめします。